「認知症は防げない」と思っていませんか?
2026年1月、東海大学とデンマーク・コペンハーゲン大学の国際共同研究が、日本のデータを用いて重要な事実を明らかにしました。認知症の約38.9%は、生活習慣の改善によって予防できる可能性がある、というものです。
新年度のスタートは、脳の健康を見直す絶好のタイミングです。
★認知症の危険因子TOP3
■ 最大の危険因子は「難聴」
研究が特定した最大の危険因子は、難聴です。
「耳が遠くなったのは年のせい」と放置していませんか?
難聴になると、会話が減り、脳への刺激が少なくなります。それが認知症リスクを高める大きな原因になります。
【気軽な予防・対策】
聞こえが気になり始めたら、まず耳鼻科へ。補聴器を使うだけでリスクを下げられる可能性があります。
■ 2番目は「運動不足」
ウォーキング・外出など、体を動かす習慣が脳を守ります。
新年度は生活リズムが変わるタイミング。通勤・散歩ルートを少し変える、バス停を1つ前で降りるなど、「いつもより10分多く歩く」だけで十分です。
【気軽な予防・対策】
桜の季節のうちに、散歩を新年度の習慣にしてしまいましょう。
■ 3番目は「高LDLコレステロール」
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高い状態が続くと、認知症リスクが上がります。
春野菜(菜の花・たけのこ・新玉ねぎ)は食物繊維が豊富で、コレステロールの改善を助けてくれます。旬のものを食べるだけで、おいしく対策できます。
【気軽な予防・対策】
今月の食卓に、春野菜を1品プラスしてみてください。
■ 一言だけ、知っておいてほしいこと
認知症による行方不明者は、年間1万7千人以上。65歳以上の5人に1人が認知症と言われる時代です。「まだ大丈夫」と思っている間に、リスクは静かに積み重なっています。
★ 認知症に繋がる他の危険因子
今回の研究では、合計14の「改善できる危険因子」が特定されています。
【上記以外の11の危険因子】
・うつ ・喫煙 ・糖尿病
・高血圧 ・肥満 ・過剰な飲酒
・社会的孤立 ・教育歴の低さ
・外傷性脳損傷 ・大気汚染
・視力低下
心当たりのある項目はありませんか?
全部を一度に変える必要はありません。
14の危険因子を一律に10%だけ減らすだけで、約20万人の発症を防げる可能性があると言われています。
「少しずつでいいので、できることから始めれば、十分です。」
■ まとめ:今月から始める3つの行動
1. 耳の聞こえを確認する(気になる人は耳鼻科へ)
2. いつもより10分多く歩く(新年度の散歩習慣)
3. 春野菜を食卓に1品プラス(脂質ケアと季節を同時に)
新年度のスタートは、脳にとっても新しいスタートです。
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※本記事は東海大学などの研究(The Lancet Regional Health – Western Pacific, 2026年1月掲載:参考https://www.tokai.ac.jp/news/detail/_4_1020.html)の資料をもとに作成しています。個人の健康状態については、医師にご相談ください。
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