暖かい11月こそ、冬の準備を始めよう~ヒートショックと冬の運動不足を、今のうちから防ぐコツ~

高齢者の冬支度と運動を描くデフォルメイラスト

 今年の11月は、例年よりも暖かい日が続く見込みです。

「まだ寒くないから、冬の準備はもう少し先でいいかな」

 そう思われる方も多いのではないでしょうか。

 ただ、暖かい日が続く中でも、急に冷え込む日が混ざるのが今の季節です。この気温の変動が大きい時期こそ、体にとっては負担になりやすいといわれています。

 そして、実は今が「冬の準備」を始めるのにいちばん良いタイミングです。寒さが本格化する前に少しだけ整えておくことで、今年の冬を楽に過ごせる可能性があります。

★知っておきたい「ヒートショック」

 暖かい部屋から寒い浴室やトイレに移動すると、体は急激な温度差にさらされ、血圧が大きく変動することがあります。これを「ヒートショック」と呼びます。

 神奈川県のある都市のデータでは、不慮の溺死・溺水で亡くなった方の93.1%が65歳以上で、11月から3月の5か月間にその65.3%が集中していました。ヒートショックの影響も考えられるとされています。

 こう聞くと不安になるかもしれませんが、大切なのは「知っていれば備えられる」ということです。

★暖かい今のうちに、できる準備

 どれも、今日からすぐに始められることばかりです。

【お風呂まわり】

・事前に脱衣所と浴室を暖めておく

・入浴前に、家族に「入ってくるね」と一言伝える

・入浴前にコップ1杯の水を飲む

【トイレ・廊下】

・小さな暖房器具やスリッパを用意しておく

・夜中のトイレ用に、上着を枕元に置いておく

 準備しておくと、寒い日がやってきたときに「もう整っている」安心感があります。

★冬になる前に、動く習慣の土台をつくろう

 冬は寒さや日の短さから、外出が減って体を動かさなくなりがちです。活動量が減ると、体力が落ちるだけでなく、気分も沈みやすくなる方がいます。冬は誰にとっても、そうなりやすい季節です。

 だからこそ、暖かい今のうちに「冬でも続けられる習慣」を整えておくのがおすすめです。

【朝の光を浴びる】

 朝起きたらカーテンを開けて、窓際で光を浴びましょう。体内時計が整い、気分や睡眠のリズムを保つ助けになる可能性があります。

【室内でできる体操】

・椅子から立ち上がって座る(5回)

・椅子に座ったまま、かかとの上げ下げ(10回)

・テレビを見ながら、その場で足踏み

 無理のない範囲で、できる日だけで十分です。

【楽しみな予定をひとつ】

「あの店に行く」「あの人に電話する」など、小さな楽しみがあると、外に出るきっかけになります。

★体の内側からも、冬支度を

 寒い季節は、食事も味方になってくれます。

・具だくさんの温かい汁物を1品(豆腐・卵・野菜など)

・たんぱく質(卵・魚・豆腐)を毎食少しずつ

 温かい汁物は体を内側から温める助けになり、たんぱく質は筋肉を保つために大切な栄養素です。冬に活動量が落ちやすい時期でも、体力を維持する支えになる可能性があります。

★ まとめ:今月から始める3つのアクション

1. 入浴前に脱衣所と浴室を暖め、家族に一言かける

2. 朝起きたらカーテンを開けて、光を浴びる

3. テレビの合間に、椅子の立ち座りを5回してみる

 どれも小さなことですが、積み重ねが冬の体を守る可能性があります。できそうなものを1つ選んで、今日から始めてみてください。

 「寒くなってから慌てる冬」ではなく、「準備ができているから安心な冬」へ。その差をつくるのが、今の11月です。

 ご不明な点がございましたら、いつでもお気軽に公式LINEの方からご相談ください。来月も面白いテーマにお届け予定です。皆さまの豊かで健やかな毎日を、心より応援しております。

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※本記事は、公開情報などをもとに作成しています。持病のある方や、体調に不安のある方は、医師にご相談ください。

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